「改正消費税法」公布

2012/08/28 10:43

一般の方にはちょっと難しい話かもしれませんが、消費税引き上げの話を少し。

8月22日に、消費税を引き上げるための2つの法律が公布されました。

引き上げに至るまでの過程の話、手続きの話、いろいろについては、

また別の機会に譲るとします。

引き上げは簡単に言うと「いやだけど、しょうがない話」だと思います。

日本の財務状況、経済状況、社会状況を考えるとどうしても必要ですから。

「増税の前にすることがあるだろう。」という意見もわかりますが、

日本の財政状況の悪さは、そんな生半可なものじゃあありません。

国家予算の90兆のうち、借金の返済とその利息で半分を占めているのです。

そんな悠長なことを言っている間に、財政状況はますます悪化します。

後から増税するのでは間に合いません。 増税と同時にしなければならないのです。

ここで、決断をしなければ、財政は益々悪化し、将来の世代に益々大きな借金を残すことになります。

増税はいやだけど、しょうがない。。。。そう思っています。

って、一般納税者モードでしたね。

ここから、ちょっと税理士モード。

実は、現在の5%って、国税4%+地方税1%なのは多くの方がご存知だと思います。

では、平成26年4月1日からの8%のうち、国税、地方税の割合はいくらなのでしょうか?

答えは、国税6.3%、地方税1.7%で合計8%です。

平成27年10月1日からの10%では、国税7.8%、地方税2.2%です。

お店で支払う消費税は、8%とか10%でいいのですが、

我々税理士が計算する消費税は、 

8%の時代には、まず税込み金額÷1.08をして、税抜き金額を出して、

その税ヌキ金額に6.3%をかけて、国税を計算して、その国税に×17/63をして、

地方税を出すのでしょうね。

あ~~~、めんどくさ~~~。

ほんとにやるの~~~???

やるんでしょうね。 

ちょっと、ごちゃごちゃ書いちゃってごめんなさい。

次回はもっと軽い話題にします。